加工工程

1

⼭林

山には、多くの資源がたくさん生えています。木は空気中の二酸化炭素を取り入れ、光合成の反応過程で作られた、酸素を空気中に放出させることで成長しています。 


2

市場

山で伐採された木材は、原木市場へと運ばれます。山から市場へと運ばれる丸太は、樹種、径級がバラバラです。また真っ直ぐな丸太、曲がった丸太、傷のある丸太があります。そこで市場では、樹種、径級、適用ごとに選別し付加価値を高めます。仕分けされた丸太は、競りや入札で買い手と価格が決まるのが一般的な取引の形態です。


3

皮むき

丸太の皮は、製材工程中に出るチップや製品には丸太の皮が付いていることは、基本的に駄目なため、製材機への搬入する前段階で皮むきを行います。リング状に3本の刃物が回り、その中心に丸太が通過すると、刃物が閉じて皮を剝ぎます。剥いだ皮は、バイオマスの燃料となり乾燥機の熱源に利用されます。


4

製材加⼯

2本の帯鋸が左右で回転しており、1回丸太が鋸を通るたびに左右で2枚の板が取れ、中心で角材を取ります。丸太の検知から仕分け、桟積みまですべて全自動で行う製材機です。


5

乾燥

乾燥する前は、木材に含んでいる水分量が多いため、乾燥させることで水分を抜いています。乾燥機の熱源は、丸太の皮、プレーナー屑などを、すべて自社のもので賄っております。


6

養生

乾燥させた木材は、熱を保っているため収縮したり膨張したりします。仕上げる前は、熱が冷めた状態でモルダーに通した方が、寸法に狂いがなく綺麗に仕上がります。


7

仕上げ

乾燥機から出てきた材料を、仕上げる工程です。刃物を使ってプレーナーをかける事で表面を綺麗に仕上げ、カドの丸みを付ける面取りまで行っております。


8

強度検査

木材の水分と強度を測定する機械です。仕上げのラインの途中にJAS機械等級区分に対応したグレーディングマシンが設置されています。木材の水分と強度を測定し印字する事が可能です。


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出荷製品

完成した製品は同じ寸法、グレード(等級)が一目でわかるようにまとめています。弊社は、九州~関東圏まで製品の出荷を行っています。